裏日記
ついこの間、長かった(2年半)授乳生活が終わりました。
眠くなると歯を食いしばる癖が出てきた娘に、右の乳首を噛まれてケガをしました。触られたくないのでばんそうこうを張っていたら、その3日後に左の乳首も噛まれてしまい、両方ともケガしてしまった、それがきっかけです。
「痛いからもうおっぱいあげられなくなった!」
そう宣言すると、娘は残念そうではありましたが、これを機に
「もうお終いにする、もうお姉ちゃんだから」
と約束してくれたのでした。
以後、約束を順守してくれています。
ベネッセの調査によると、2歳以降に授乳しているのは3%未満だそうで、2歳半となると、さらに少ないんでしょうね。確かに、私ほど長くあげていた人は周囲にはいません。特に身体的な問題がなくても、1歳過ぎぐらいには断乳するのが日本では普通でしょうね。
世界平均では、もっと授乳期間は長いようで(先進国であるほど短いらしい)、出典は忘れましたら、2歳半ぐらいとどこかで読んだような。
卒乳、断乳に関しては、より自然な形で迎えたいという意識が高かったのですが、自然とはなんだろう、という疑問はありました。
自然卒乳推奨派のHPなどを読むと、心理的卒乳は2歳から4歳、心から満足すれば赤ちゃんは欲しがらなくなる、とあり、おっぱいが大大大好きな娘がそんな、心から満足するして自発的に離れてくる日が来るのだろうか、ほんまかいな、とどうもしっくりきませんでした。
有名な桶屋式は断乳を推奨しているのですが、断乳の利点として挙げている項目が「おっぱい飲んでてもそうなるよ、断乳してもならない子はいるよ」というような内容なので、私はちっとも共感できません。参考までにコピペしておきます。
(1)しっかりした顔つきななる
(2)自立心が急激に発展
(3)思考力の発展(大人が言う前に自分で行動するようになる)
(4)感情が豊かな子になる
(5)愛情深い、友達大好きな子にる
(6)積極的な子になる
これまでも何度か噛まれて痛かったとき、自分の体調が悪い時などにパイパイ言われると、うんざりしていました。
2歳になった時に止めてみようかな、正月休みに止めてみようかな、と思い、娘と話し合いましたが、娘にバッサリ断られ、こちらもきちんと断乳するだけの決意が成されていません。
突然やってきた卒乳の日は、今までにないほどガブッと噛まれてしまい、痛くてとにかく腹が立って「もうイヤ!」と思ったんですね。その感情のほとばしりが娘に直に伝わって、娘の方も踏ん切りがついたし、私側の執着も上手く断ち切れたのです。
これが我が家の「自然」だったのかなあ、と思っていたら、面白い本を読みました。
『人の子育ての進化と文化 アロマザリングの役割を考える』という学術書です。アロマザリング、とは、母業を父親や祖父母などなど、他の人がすることです。
(ちなみにヒトという種はアロマザリングが普通に行われてきたんですよ。)
この中に「子別れの母子協力モデル」という一節があり、そこにヒントを得て、私は私の言うところの「自然な卒乳」についてスッキリと理解しました。
母子はもともとは一体だったのが、出産と言う形で分離を開始し、徐々に分離を進めて行くことが「成長」。分離は何も子どもの方ばかりがするのではなく、母側も協力するのですね。
だから上述した「心から満足して赤ちゃんが欲しがらなくなる」と言うのは、一方からしか見ていないわけで、母側の離れようとする行動との共同作業こそが、自然なのではないか、と思ったのです。
もともと人類の授乳期間が長かったのは(3~4年?)、栄養価が高く安全であること、その子を確実に育てるために次の子を妊娠するタイミングを遅らせるため、が大きかったのでしょう。
現在の日本では、安全で消化しやすい食べ物がたくさん手に入り、年子で産んでも十分育てることができまず。
だから、今の「自然」は昔の「自然」とは異なるのです。
何をもって「自然」とするか、それはとても難しい問いです。
極論すると、すべて自然のなせる技だからです。
別にそんなことで悩まなくてもいいのだけど、私はこういうことを考えるのが好きなんです。
今回は、スッキリ答えが出たので、大満足です。
眠くなると歯を食いしばる癖が出てきた娘に、右の乳首を噛まれてケガをしました。触られたくないのでばんそうこうを張っていたら、その3日後に左の乳首も噛まれてしまい、両方ともケガしてしまった、それがきっかけです。
「痛いからもうおっぱいあげられなくなった!」
そう宣言すると、娘は残念そうではありましたが、これを機に
「もうお終いにする、もうお姉ちゃんだから」
と約束してくれたのでした。
以後、約束を順守してくれています。
ベネッセの調査によると、2歳以降に授乳しているのは3%未満だそうで、2歳半となると、さらに少ないんでしょうね。確かに、私ほど長くあげていた人は周囲にはいません。特に身体的な問題がなくても、1歳過ぎぐらいには断乳するのが日本では普通でしょうね。
世界平均では、もっと授乳期間は長いようで(先進国であるほど短いらしい)、出典は忘れましたら、2歳半ぐらいとどこかで読んだような。
卒乳、断乳に関しては、より自然な形で迎えたいという意識が高かったのですが、自然とはなんだろう、という疑問はありました。
自然卒乳推奨派のHPなどを読むと、心理的卒乳は2歳から4歳、心から満足すれば赤ちゃんは欲しがらなくなる、とあり、おっぱいが大大大好きな娘がそんな、心から満足するして自発的に離れてくる日が来るのだろうか、ほんまかいな、とどうもしっくりきませんでした。
有名な桶屋式は断乳を推奨しているのですが、断乳の利点として挙げている項目が「おっぱい飲んでてもそうなるよ、断乳してもならない子はいるよ」というような内容なので、私はちっとも共感できません。参考までにコピペしておきます。
(1)しっかりした顔つきななる
(2)自立心が急激に発展
(3)思考力の発展(大人が言う前に自分で行動するようになる)
(4)感情が豊かな子になる
(5)愛情深い、友達大好きな子にる
(6)積極的な子になる
これまでも何度か噛まれて痛かったとき、自分の体調が悪い時などにパイパイ言われると、うんざりしていました。
2歳になった時に止めてみようかな、正月休みに止めてみようかな、と思い、娘と話し合いましたが、娘にバッサリ断られ、こちらもきちんと断乳するだけの決意が成されていません。
突然やってきた卒乳の日は、今までにないほどガブッと噛まれてしまい、痛くてとにかく腹が立って「もうイヤ!」と思ったんですね。その感情のほとばしりが娘に直に伝わって、娘の方も踏ん切りがついたし、私側の執着も上手く断ち切れたのです。
これが我が家の「自然」だったのかなあ、と思っていたら、面白い本を読みました。
『人の子育ての進化と文化 アロマザリングの役割を考える』という学術書です。アロマザリング、とは、母業を父親や祖父母などなど、他の人がすることです。
(ちなみにヒトという種はアロマザリングが普通に行われてきたんですよ。)
この中に「子別れの母子協力モデル」という一節があり、そこにヒントを得て、私は私の言うところの「自然な卒乳」についてスッキリと理解しました。
母子はもともとは一体だったのが、出産と言う形で分離を開始し、徐々に分離を進めて行くことが「成長」。分離は何も子どもの方ばかりがするのではなく、母側も協力するのですね。
だから上述した「心から満足して赤ちゃんが欲しがらなくなる」と言うのは、一方からしか見ていないわけで、母側の離れようとする行動との共同作業こそが、自然なのではないか、と思ったのです。
もともと人類の授乳期間が長かったのは(3~4年?)、栄養価が高く安全であること、その子を確実に育てるために次の子を妊娠するタイミングを遅らせるため、が大きかったのでしょう。
現在の日本では、安全で消化しやすい食べ物がたくさん手に入り、年子で産んでも十分育てることができまず。
だから、今の「自然」は昔の「自然」とは異なるのです。
何をもって「自然」とするか、それはとても難しい問いです。
極論すると、すべて自然のなせる技だからです。
別にそんなことで悩まなくてもいいのだけど、私はこういうことを考えるのが好きなんです。
今回は、スッキリ答えが出たので、大満足です。
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Comment
卒乳おめでとう
うちの子らはおっぱい大好きで卒乳は随分遅かったです。
長男次男とも3歳までは飲んでました。
長男の卒乳のきっかけは長女の妊娠後期にお腹が張って薬を内服したためでした(次男の妊娠出産はそのまま授乳していたのでダブルおっぱい状態が続いてました)
次男は長女が産まれた後に再びおっぱい飲むようになって(長男が卒乳していたのでトリプルおっぱい!?にはならずにすみました)
次男の卒乳のきっかけは実家にママ抜きでお泊まりを何度かした時です。
次男がグビグビ飲んで長女の分がなくなりそうな感じだったので、少し計画的にしました。
と言っても3歳コースでしたが
たぶん長女も3歳コースになると思います。
今日とか日中ママ抜きで外出して夜までおっぱい飲まずにすごしていましたが、寝るときにはまだおっぱい飲んでるし、ママと一緒にいると昼間もちょこちょこと飲んでいます。
ベネッセの調査は少ない印象が
幼稚園のお母さん達の話では3歳コースがチラホラいるようです。
幼稚園は専業ママが多いというのもあると思いますが
何はともあれ卒乳おめでとうございます。
うちは卒乳も遅いですがオムツ離れもスローテンポです。
長男ようやくウンチをトイレで出来るようになりました。来月で6歳です。
長男次男とも3歳までは飲んでました。
長男の卒乳のきっかけは長女の妊娠後期にお腹が張って薬を内服したためでした(次男の妊娠出産はそのまま授乳していたのでダブルおっぱい状態が続いてました)
次男は長女が産まれた後に再びおっぱい飲むようになって(長男が卒乳していたのでトリプルおっぱい!?にはならずにすみました)
次男の卒乳のきっかけは実家にママ抜きでお泊まりを何度かした時です。
次男がグビグビ飲んで長女の分がなくなりそうな感じだったので、少し計画的にしました。
と言っても3歳コースでしたが
たぶん長女も3歳コースになると思います。
今日とか日中ママ抜きで外出して夜までおっぱい飲まずにすごしていましたが、寝るときにはまだおっぱい飲んでるし、ママと一緒にいると昼間もちょこちょこと飲んでいます。
ベネッセの調査は少ない印象が
幼稚園のお母さん達の話では3歳コースがチラホラいるようです。
幼稚園は専業ママが多いというのもあると思いますが
何はともあれ卒乳おめでとうございます。
うちは卒乳も遅いですがオムツ離れもスローテンポです。
長男ようやくウンチをトイレで出来るようになりました。来月で6歳です。
Re:卒乳おめでとう
>うちの子らはおっぱい大好きで卒乳は随分遅かったです。
>長男次男とも3歳までは飲んでました。
そうですか。3歳までとはなかなかやりますなっ♪
>長男の卒乳のきっかけは長女の妊娠後期にお腹が張って薬を内服したためでした(次男の妊娠出産はそのまま授乳していたのでダブルおっぱい状態が続いてました)
タンデム授乳というやつですね。すごいなぁ。
奥さんお腹空いて仕方なかったろうね~。
>次男は長女が産まれた後に再びおっぱい飲むようになって(長男が卒乳していたのでトリプルおっぱい!?にはならずにすみました)
>次男の卒乳のきっかけは実家にママ抜きでお泊まりを何度かした時です。
>次男がグビグビ飲んで長女の分がなくなりそうな感じだったので、少し計画的にしました。
>と言っても3歳コースでしたが
読んでいてとても楽しい話です。
奥さん、ほんとにがんばりましたね!
>ベネッセの調査は少ない印象が
私のお友だちは、1歳過ぎに皆さん終了しました。
地域制、というか、周囲の影響もあるのかな。ネットの掲示板を見ていると、長くあげている人の書き込みもよく見かけていました。
>
>何はともあれ卒乳おめでとうございます。
>
ありがとう。
しばらくたち、おっぱいがびっくりするほど縮みました。
役割を終えた感じです。
>うちは卒乳も遅いですがオムツ離れもスローテンポです。
>長男ようやくウンチをトイレで出来るようになりました。来月で6歳です。
みんなペースはそれぞれですよね。
OKU様は理念を持って育児をされているのが素敵です。
>長男次男とも3歳までは飲んでました。
そうですか。3歳までとはなかなかやりますなっ♪
>長男の卒乳のきっかけは長女の妊娠後期にお腹が張って薬を内服したためでした(次男の妊娠出産はそのまま授乳していたのでダブルおっぱい状態が続いてました)
タンデム授乳というやつですね。すごいなぁ。
奥さんお腹空いて仕方なかったろうね~。
>次男は長女が産まれた後に再びおっぱい飲むようになって(長男が卒乳していたのでトリプルおっぱい!?にはならずにすみました)
>次男の卒乳のきっかけは実家にママ抜きでお泊まりを何度かした時です。
>次男がグビグビ飲んで長女の分がなくなりそうな感じだったので、少し計画的にしました。
>と言っても3歳コースでしたが
読んでいてとても楽しい話です。
奥さん、ほんとにがんばりましたね!
>ベネッセの調査は少ない印象が
私のお友だちは、1歳過ぎに皆さん終了しました。
地域制、というか、周囲の影響もあるのかな。ネットの掲示板を見ていると、長くあげている人の書き込みもよく見かけていました。
>
>何はともあれ卒乳おめでとうございます。
>
ありがとう。
しばらくたち、おっぱいがびっくりするほど縮みました。
役割を終えた感じです。
>うちは卒乳も遅いですがオムツ離れもスローテンポです。
>長男ようやくウンチをトイレで出来るようになりました。来月で6歳です。
みんなペースはそれぞれですよね。
OKU様は理念を持って育児をされているのが素敵です。
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