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裏日記
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私は現在36歳で、30台も半ばを超えたらファッションにも気を使います。
年齢相応、という意味においてです。

あまりかわいらしいものを身に着けてはいけないのではないかと。
お店で気に入ったものを見つけても、イタイんじゃないか、という不安が購買意欲をなえさせます。

ファッションというのは、機能的であることと同じくらい、気分を守り立ててくれることが重要だと思います。

ここ最近、仕事着は、パリッとした格好を好んでます。半分しか働いていないんだから、服ぐらいパリッとさせて、社会参加を演出したいのです。

一方、プライベートでは対照的に、よりラフな、仕事を全く思い出さないような格好がしたくなります。こっちが問題。


なんだか、最近、かわいらしいものが好きなのです。

例えば、昨日、駅中のお店で見た生成り地にライムグリーンのギンガムチェックのロングスカート(私がはけばマキシ)。
うわー、かわいい、と思って試着室に駆け込みそうになりましたが、はて。

ギンガムチェックって、赤毛のアンじゃん。
少女の格好じゃん。

お店の人が寄ってきて、
「かわいいでしょう。」
なんて接客をはじめるのを、硬い表情で聞き流しつつ、

かわいい。でもこれはさすがにイタイんじゃない?いや、上に無地のカットソーならいけるんじゃない?

など自問自答しつつ
「かわいすぎるので無理です。」
と定員さんに言い捨てて立ち去りました。


籠バッグ。
私は、花とかが思いっきりついている籠が持ちたいのです。
だって、かわいいから。
でも、ただでさえかわいらしい籠バッグ。花までついたら、これまた赤毛のアンと化すかな。



つい最近まで、自分は若く見えるから大丈夫、と思っていました。
しかし、
「どうやらほとんどの人が自分は若く見えると自覚しているようだ」
と気づき、ようは昔のX歳と今のX歳を比べたら若いんであって、今のX歳とX-5歳を比べたら、後者のほうが5歳分若い、という当たり前かつ残酷な現実があるだけなのでした。


でも、もう一歩進んで、イタくて何が悪い!と、着たい服を着ちゃおうかとも思ったりもします。
私は、年齢や世間の目にも負けず、着たい服を着る、強い人間だ!みたいな。

いざ行かん、新しきステージへ!


なんて書いてみましたが、やっぱり完全に世間の目を気にしないのは無理。


自信もなければ強くもない平凡な私が、若作りではなく「若々しい」身なりをするためには、多少の遠慮や工夫が必要でしょうね。


どうしてもギンガムチェックが着たかったら上はブラウスではなくカットソーで、花のついた籠が持ちたければ服はジーンズにシンプルTシャツ、でどうでしょうか。



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娘の単純性血管腫は広範囲なので、レーザーは全身麻酔下に行います。

形成外科で小児麻酔をしているところ、という条件下、家から歩いて行ける利便性から、O大学付属病院で治療を受けています。

大学病院ってやつはなかなか大変なところで、毎回何かしら困ったことがあります。


教育機関だからしかたないけど、看護師さんがびっくりするほどできが悪く、引き継ぎができていないから何度も同じことを聞きに来る、入院診療計画書を手術が終わってから持ってくる(毎回。前回に至っては退院時。しかも渡すとき「先生のハンコがなかったから」と聞いてもいないのに医者のせいにする)。
それから、退院当日が日曜日なので(レーザーの翌日)、主治医の先生が回診してから退院なのか、さっさと退院していいのかは、患者にとっては重要な情報なのですが、準夜の看護婦さんに聞くと「たぶんいらっしゃる」、日勤の看護婦さんは「休みの日は来ないんじゃないですかね~」。
夫は「なんといいかげんな!」と怒っていました。ちなみに、毎回退院は日曜日なんです。そんでもって今までは毎回回診して下さっているのです。
正しい受け答えは(先生に前もって確認しとけばいいだけのはなしだけど)
「日曜日は基本的に先生はお休みで、退院許可は出ています。でも○○先生は術後の患者さんの様子を見に来られることは多いので、○時まで待たれてみたらどうでしょうか?」
じゃないんかね。

今回は、主治医が予告なく変更されてました。
前回ブログにも書いた、美人な若い女の先生がまた入院主治医でした。
今回は外来の主治医が担当すると思っていたので、変更自体はいいのだけど、執刀医が変わっちゃうとレーザー後の経過観察の外来日も変わるわけで、共働きで時間をやりくりしている身としては困ってしまうのです。
外来日の心配の件は日勤の看護婦さんに世間話的に伝えていたのですが、夜の7時ぐらいに準夜の看護婦さんが次回予約日を伝えに来て、まんまと都合のつかない日だったので変更を希望したところ、
「先生がもう帰っちゃったので分かりません。」
だって。
子どもの使いかよ!

先生がいる間に、次の外来の予定を相談できたらよかったし、日勤さんには明確に話すべきだったんだけど、実は以下のような事情があって、私もあわてておりました。


前投薬にセルシンシロップを飲んで、麻酔薬はセボフルランで、ソウカンはせずにマスク喚気で麻酔をしてもらっています。

初回、娘が0歳児の時、術後のせん妄がひどくて、病棟に帰ってから1時間大暴れされてしまい大変でした。
2回目、3回目は娘も嫌がるのでセルシンを飲まさず(飲めなかったらそれでOKと言われていた)麻酔明けは比較的しゃきっと目が覚めて、お迎えに行った時は泣き叫んでいたけれど、抱っこしたら落ち着きました。
私はセルシンを怪しんでいるのですが、今回は看護婦さんがセルシンを飲ませに来たので、娘もがんばってしまって半分飲めてしまい、酔っ払い状態で手術室へ行きました。

30分くらいでお迎えCALLがあり、しばらく前室で待っていると、娘がすんごい声で泣き叫ぶのが聞こえてきました、今回は顔を合わせて声かけしたり抱きしめても、以前のように落ち着くことなく、柵ベッドの中をバッタンバッタン暴れまわるのでした。
そしたら麻酔科医は「ペンタジン1ミリ」をその場で投与し(周囲に「いじいじと痛いのでしょう」と説明していた)、娘は再び入眠して、病棟に上がりました。
(1ミリってml?)

その後、呼吸抑制が起きちゃったのです。
寝てるとサチュレーションがどんどん下がってしまいます。70台とか。

しーーんとしてひっと呼吸して、しーんとして…、苦しくなったら泣いてちゃんと喚気する娘。なかなか泣かない時は、こっちはひぇーと思って、娘を揺さぶって起こし、泣かしたりもしました。

病棟で段々呼吸抑制が深まって、そして徐々に元に戻ったのでした。

もちろん看護婦さんがついていました。途中で酸素取りに行ったりしたけど。
美人先生も途中で来ました。



これは大学病院に限った話ではないのですが、なんか麻酔科の先生が去り際に投与した薬、血中濃度が上がる前に病棟に返すことや、Callされるのが主治医ってことに理不尽さを感じました。

それに、娘が暴れていたのは痛みではなく、せん妄だと思うんだけどね。
(目が覚めたらケロッてしてるしね)

セルシンがせん妄を起こしたんじゃないかとか(麻酔科の先生の術前診察ではそれとなく伝「初回だけはセルシンを飲んで、1時間暴れた」と伝えている)、回復室を出てからペンタジンを静注してすぐ病棟に上がるのはよくあることなのか、とかちょっともやもやしてしまって、でもしまいこんでます。
だから医者の家族はイヤなんだ、という医療従事者の気持ちも分かるし。

まあ、何はともあれ元気だ、レーザーも上手く反応した。それが全てじゃないか!
と私の超自我は囁きかけるのでした。


ある程度事情が分かるからモヤモヤするのか、事情が分かるから我慢しちゃうのかよくわかんないね。



我が家にもようやく春が来ました。


というのは、リビングの窓に張ってあるジェムジェル。

なんとさっきまで merry X'st mas! だったのです。
サンタさんと一緒に年を越え、桃の節句を越えてしまいました。我ながらひどいね~。

明日から4月なので、心機一転、春バージョンに張り替えた、という訳です。

今回は、妖精が春を呼び込む呪文を唱えると、花が咲いて蝶やミツバチが飛んできたよ、というメルヘンな世界です。


今日は年度末で保育園が休みなので、私も仕事を休みました。

娘と一緒にデパートへ行き、上記のジェムジェルや娘の春物の上着を買いました。

春とはいえ、保育園の行き帰りには自転車に乗るので、ある程度暖かさが必要なので、ウィンドブレーカーにしました。

大人にとってかわいくても、娘が気にいらないとだめです。
説得するのもめんどくさい。
また、保育園のルールで「フードはなし」。
なぜか女の子の服はフードが付いている物が多いので、このしばりは結構大変なのです。

ありがたいことに、今日はいいのに巡り合えました。
ベビーピンク(すぐ汚れそう…)のウインドウブレーカーで、ウインドブレーカーなのにリボンやら星やらフリルやらがいっぱいついているのです。ちなみにメゾピアノです。ここで初めて買いました。

いいって、もちろん、娘にとっていいって意味です。
前にも書きましたが、娘は、とにかく「女の子」な服が好きなのです。服だけじゃなく、物腰もしゃべり方も行動も女の子です。
(生物学的な何かがあるとしか思えません)

おしゃれもほどほどにしてほしいのですが、毎日何度も髪型を変えさせられます。
ヘアゴムをカチューシャに変え、カチューシャをヘアゴムに変え、おでこで結んで、耳の横で結んで、後ろで結んで(全然毛が足りないのに、ポニーテールのつもり)。
その度に髪の毛が乱れるのですが、そういうのはお構いなしです。

今日もお店でかわいいカチューシャを見かけ、彼女は自分のヘアゴムを外し、
「これ、ピしてもらおう」
と、買う気満々、その場で着ける気満々です。

髪の毛、パイナップルみたいに跳ねてますけど。

望み通り買って着けてあげましたが、パイナップルにカチューシャをつけても、髪型は優れませんけど。


そんな日に限って、人に会う~。






勤務医の平均給与は、1200万~1400万なんだそうです。

私はフルタイムで、当直をしていたときも、こんな金額目にしたことはありません。
好き好んで公立病院で働いているし、自分の専門は今の保険診療では不採算部門だから~、と納得して機嫌よく働いています。

今は週3日だけのバイト医ですから、今年なんて確定申告したらほとんど所得税が戻ってきちゃうくらいの給料でした(4月から、ってのもあります)。

精神病院の外来は徐々に忙しくなり、とうとうお昼御飯を食べる時間もなくなりました。

遠いから通勤時間もかかるし、お給料も安いけど、私の専門性を生かせるし、やりがいがあるし、地域で患者を支える最後の砦だし、スタッフみんなが私を大事にしてくれてるし、満足して働いています。

もう一件の大学保健管理センターのバイトは、ハッキリ言うとのんびりしていて、患者さんたちも軽い方たちが多く、時間が短いのにお給料が病院と同じだけもらえて、「おいしい」バイトです。
さらに困るのは、って困るわけじゃないけど、専門性まで生かせて、「やりがい」まででてきてしまいました。


昨年末、24年度からは、おいしいバイトを辞めて週に3日、前の前の職場をお手伝いすることに決めたのですが、少ない少ないと思っていた病院の給料よりさらに少なく金額を提示されました。
でも、まあ、うーん、いいや、お金じゃないし、と思いました。

しかし実は提示よりもさらに減ることが分かり(勤務時間が7時間なので)、ここにきて激しく悩み始めました。


まあいいや、まあいいや、と思っている間に、私の年収は医師の平均給与の半分ほどになってしまう(バイトだけど。でも週に5日働くのよ)。
ほんとにいいのか??
いくらお金のことを気にしないっていっても、限度はないのか?
重大な責任を負わされ、高い専門性を必要とする仕事なのに、どうしてこんなに安いのか?
なぜ雇用主である自治体はこの格差を放置しているのか?それは結果として医者がみつかるからか??
こんな気持ちのまま、楽しく働けるのか?

などなど。

仕事を決める時、いろんな要素があります。代表は

・やりがい
・義理人情
・条件 (拘束時間、お金)


自分で言うのもなんですが、私は義理堅いところもあって、義理堅いのか過剰適応(嫌われたくない・勇気がない)なのかも微妙ですが、お金のことを考えるとややこしいのでほっといた、という問題があります。


最近、病院の方のバイトの件で、大学院生の先生とやり取りする機会があり、ちゃんと考えて交渉して偉いな~、と思ったり、M3で、どこかのDr.の悩み相談(自分より後に入った経験も短い医者の方が、勤務時間が短いのに給料が随分高い)を読んだりして、それに対するアドバイスが「自分でちゃんと交渉しなさい」「嫌ならやめなさい」ばかりだったので、なんだか私って、このままではいけないんじゃないか、と思いました。


「考えろ!スイッチ」が入っちゃったみたいな感じです。
あああ、悩むなぁ~~



臨床家として成長していく過程で、患者さんから教えられることは限りがありません。

誰にでも、初めて針を刺した患者さんがいるでしょう。
10年選手になった今だってもちろん、初めての症例は続くし、治療が難航する症例では、患者さんに迷惑をかけながら初めての試みを重ね、私たちは力をつけて行っているのだと思います。

一番の師は、患者さんなのかもしれません。


さて、私は今、とある歯科衛生士を教育しています。

精神科医の私が歯科衛生士を教育!?
そのこころは?


要は、私を担当している歯科衛生士が、「ど新人」なのです。


日曜日もやってる便利な駅前歯科。
親知らずや虫歯の治療が終わり、今は歯石取りに通っています。

まずは全体のチェックと表面の歯石取り。次からは歯を6ブロックに分け、歯周ポケットの中の歯石をガリガリやってもらっています。

毎回、1時間以上かかります。
途中で先輩の指導が入ることがありますし、終了する前には必ず、先輩衛生士のチェックが入ります。
だからすぐ、彼女が新人(ないし問題のあるヒト)だと言うことは分かりました。

担当制なので、基本的には同じ衛生士さんがやるんですが、たまに彼女が休みの日に予約をとると、別の方がしてくれます。

かかる時間は30分です。
半分です。

なんで彼女がやると時間がかかるか、分かるんです。

自信がないからか、力がこめられず、一度にガリっと削る量が少ない。そのため、同じところを何度もガリガリする羽目になる。
適切な道具を選べないから、何度も道具を変える。
こちらの様子が心配で(優しいんだろうね)、すぐ声をかけてしまう。
さらには、前やったところが気になって、チェックしてしまう。


正直言って、しんどいのです。
1時間だもの。
痛いし。忙しいし。

何度か心をよぎりましたよ。
担当を変えて下さいって、言おうかなって。

でも、私、こんな風に思ったんです。
「私だって、研修医の時に患者さんに迷惑をかけているんだし、ここでど新人に当たったのも、何かの縁なんじゃないか?」

そして途中から、ある種使命感まで覚えちゃってるのです。

「こいつは私が育ててやる!」
と。
「わしを踏み台にしろ!」
と。


今日は6ブロック目(最後)の歯石取りの日だったのですが、今日は担当が休みで、別の人でした。

正直、今日は楽だったわ~。
あっという間に終わったわ~。

でも罪悪感。最後までさせてあげたかった。

次回の治療が本当の最後で、「歯ぐきのチェックと研磨」です。

フィナーレは、担当に任せますよ。

だって私は彼女の師匠だから(笑)!

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