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裏日記
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は私たち家族にとっては平穏な一年でした。
今年も同じように過ごせるといいのですが、例え大きな波が来ても、ふわりと乗り越えたいものです。

本日は年始にピッタリな話題でお送りしたいと思います。


実は私の父は自分の母親と連絡を絶っている状態が10年以上続いています。


極力「優先順位を立てながら」「シンプル」に生きて行くことを目指していた私ですから、自然と父の親族とは関係が遠のいてしまいました。

ご存知の方も多いかもしれませんが、私といとこ(祖母と同居している父の妹の子、漢字にすると従姉だけど、姉と言う字はしっくりこないなぁ…)は大学の同級生なんです。

しかし特別連絡を取り合ってもいないので、祖母の情報源はいとこと親しい元ルームメートのKさんです。

祖母はもう相当な年ですが東京に行けるほど元気で、先日Kさんが祖母に会う機会がありました。その時
「nyamuちゃんは元気?子ども生まれたの?」
と泣いていたそうです。

90すぎた祖母が泣いていたと聞くと、胸が痛みます。

親子のことは親子にしか分からないですが、私の分析としては、

・祖母は父を溺愛している。複合的な理由でそれがひっくり返ったような表現をする。父に対する愛情の反動で、母(嫁)を憎んでいる。
・父は祖母に対して両価的。長い葛藤を経て、祖母を忘れることにした。父は論理的だし、意志も固いので、本人の中では決着がついてしまった。決着後、心が楽になった。

と言う感じ。父の2人の妹と嫁である母、そして20年前に亡くなった祖父がこの親子の関係を複雑化させていると思います。

(祖父のことだけ補足しておくと、祖母は祖父の悪口をよく言っていたらしいし、祖父への失望を父への溺愛に転化させていたみたい)

私は父を大事にしているし、私の源家族は、父の発言権が強いので、父が白と言うなら白、黒と言うなら黒なんだろう、というのが今までのスタンスでしたが、なんとなく私も年をとって考えが変化してきて、

・父だけ考えることを放棄(卒業?)して楽になっているに私(や母や姉)だけ考え続けているのはフェアじゃない気がする
・父を通しての祖母と私の関係と、祖母と私と直接の関係はまた別

と思うようになりました。

と言う訳で、Kさんから入る情報などは、私で止めたりせずに父に伝え、時には自分の意見も伝えることにしました。

「ばあちゃんも歳なんだし、冥土の土産をあげるラストチャンスだし、私とチャムをだしにして、短い滞在時短でさ、わーっと盛り上げてさーっと引きあげればいいんちゃうか。」

というのが実際伝えた内容であります。

しかし父はニコニコした表情で、
「墓前で泣くからいいの。」
と答えていました。

墓前で泣く覚悟で腹をくくっているならば、もう何もできることはないのかな、という感じです。

ただ、父は私と考え方の似たところがあるので、私からの働きかけは始まったばかりですし、まだチャンスはあるかもしれません。

そして、父との再会を果たすことに比べると、ずいぶん小さな冥土の土産にはなりますが、私は私でできることはあるかとも思い、近々、自分の大学卒業後の人生を書きつづった手紙と、夫や娘の写真を送ろうかなと思っています。

せっかくなので、映画監督が映画を撮るように、芸コンの脚本を書いた時のごとく、練りに練った内容にしようと思います。

そう思うと私自身は意欲が高まってきました。

手紙の締めくくりに、父のことを短く触れようかと思います。元気で世界中を旅してまわり、この間はとうとうヒマラヤに登った、と書こうかと。
そして父がうちの娘を抱いた写真を混ぜとこうかと。


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あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
手紙や写真は送ってあげたら喜ばれるよ~きっと。素敵な力作を!
お父さんも気持ちは昔よりは絶対変わっているとは思うけれど、実際に行動を起こせるところまで動かせると良いですね。
blue-orchid 2012/01/09(Mon)00:01:36 編集
Re:あけましておめでとうございます
>今年もよろしくお願いします。
>手紙や写真は送ってあげたら喜ばれるよ~きっと。素敵な力作を!

ありがとう。
無事送りました。父が娘を抱っこしている写真が2枚あって、うち一枚がまともな服装だったのでほっとしたわ。

>お父さんも気持ちは昔よりは絶対変わっているとは思うけれど、実際に行動を起こせるところまで動かせると良いですね。

10年たったしね。マレーシアから帰国したら一度時間をとって話してみようと思います。
2012/01/21 17:54
親族のお節介は肉親の情でしょう。
色々して結果がどうあれ思ったとおりに動くのが、良いのだろうなと思いました。

僕は全然知らなかったのですが、従姉さんはもしかして少し前に再婚された東京在住の方??

どこの家にも色々ありますね。うちなんかは可愛いものですが、父方の祖母とうちの両親は子供にまつわることでわだかまりがずっとあって、祖母は49日の納骨でようやくうちの両親の家に位牌としてやって来ました。

肉親って情で動くのはオッケーでしょう。

自分は赤ちゃんだった頃の自分が当事者で、両親の気持ちを受けとめ、あまり動きませんでした。
大人になって見えてくること、自分が親になってまた初めて見えてくることこと、いろいろありますね。
oku 2012/01/11(Wed)23:22:04 編集
Re:親族のお節介は肉親の情でしょう。
>色々して結果がどうあれ思ったとおりに動くのが、良いのだろうなと思いました。

そうね~。うちの夫は、お父さんは急死されているし、お母さんは早くに亡くなっているから、「死ぬ前に準備できるなんて幸せな事だ」と言ってました。
そうだな~、と思います。

>僕は全然知らなかったのですが、従姉さんはもしかして少し前に再婚された東京在住の方??

そうそう。知らなかった?
全く似てないしね。でも、叔母とうちの父の顔が似ていて、父と私が似ているから、たぶん叔母と私は似ているのよ。

>どこの家にも色々ありますね。うちなんかは可愛いものですが、父方の祖母とうちの両親は子供にまつわることでわだかまりがずっとあって、祖母は49日の納骨でようやくうちの両親の家に位牌としてやって来ました。

色々あるよね。

>肉親って情で動くのはオッケーでしょう。
>自分は赤ちゃんだった頃の自分が当事者で、両親の気持ちを受けとめ、あまり動きませんでした。

基本的にはより自分の大事な人に寄り添うのが一番だしね。

>大人になって見えてくること、自分が親になってまた初めて見えてくることこと、いろいろありますね。

そう。私も将来娘から縁を切られたら寂しくてたまんないから、おばあちゃんも寂しいだろうな、と実感しました。

それから、大人になって論理的にものごとを考えるトレーニングを積んだからさ、いろいろ情報を整理してみると、私が父の気持ちと思っていたのは、姉と母が父の気持ちを想像しているにすぎないと気づきました。

2012/01/21 18:03
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