どちらも浅田次郎の有名な本だ。大好きな人も多いと思う。
「壬生義士伝」は夫が買ってきたんだけど、この活字中毒で、本を読みすぎてバカになったんじゃないかという噂の私が、長い長い通勤時間にそれ一冊しか本を持ち歩いて以内のにも拘らず、電車の中、読み進められずに、半ページぐらい読んではカバンにしまってしまう、というひどい話なのだ。
何がひどいって、暗くて辛すぎるのだ!!
こんな平和な時代に生きててごめんなさい、という気持ちになってしまうのだ!!
以前、「明日のジョー」が読めなかったときと同じ気分。(明日のジョーはその後何とか最後まで行き着きました)
というわけで、壬生義士伝は上巻の半分読んだだけで本箱に強制送還。夫に話の続きを聞いたけど、とてもじゃないけど読み進める自身がなくなった。
で、プリズンホテル。
こっちは電車で読んでいると「もうT市に着いちゃったの?」と、途中で切り上げるのが難しいぐらい面白い。
4冊組みなんだけどさぁ。今日は4巻の最後で泣かされたなぁ。
なんかもう号泣の勢いで。
よかった~。家で読んでさ。
これが電車の中だったら、大変だったよ。
浅田次郎め!!
浅田次郎つながりで、中村橋之助主演のの「憑神」の舞台に、小松利昌が出てたみたい。見に行けばよかった。
小松さんのことみんな知らないでしょ。関西の小劇団の役者さんだからね。
一時DVD買っちゃうぐらい好きだったんだけど、最近追いかけていなかったから、どんな活動しているのか知らなかった。
売れちゃうのかな。
劇団出身のタレントさんって結構多いもんね。
もし売れたら、前から知ってるんだってちょっと自慢かも。
(小市民!)
そんなわけで、休日にもかかわらず頭のスイッチは「仕事モード」に入ってた。
お昼には打ち合わせは終わったから、そのまま1人でゴージャスランチをいただいて(1人飲茶♪)、デパートで本気ウィンドーショッピングをした。
本気ウィンドーショッピングというのは、あわよくば買うつもりで見てる、の意味ね。
(通勤バックを探しています)
その後は地元に帰って、夕食の食材を買い、帰る道すがら名刺を注文して(医者の非常識→実は名刺を持っていない人が多い。私は時どき持っているけど、職場が変わってから新しいのを作っていなかった。バリサラの夫(新作造語バリサラ⇔バリバリサラリーマン)には唖然とされてた。)、旅行代理店にお金の振込みをして、帰宅してから美容院の予約を入れつつ晩御飯の仕込をして(カレーと焼きナスのおひたし)、デジタルパーマかけて帰って来た。
おそろしく能率のいい一日だ!
いつもの休日にこれぐらい動けたら、我が家はピカピカで、平日用におかずを作りだめして、挙句の果てには習い事なんかもできちゃうんだろう。
でも現実は全く異なる。
だってスイッチが「休日モード」に入っているから。
まずいったん目が覚めても二度寝するから、昼過ぎまで動けない。
たかだか洗濯を始めるのに何時間もかかる。
おなかが空いているのにご飯がないからイライラする。
美容院なんて、うかうかすると半年サボっちゃうもんね。
まあ、必要があるから脳みそにはスイッチがあるんだけどね。
今度某県で学会があるんだけど、学会事務局が準備してくれた航空チケット付きホテルパックに申し込んだのに、満席でチケットが取れなかった。ギリギリ行動な私にしては早めに申し込んだのに。
(正規運賃だと、飛行機代だけでパック代を超えてしまう!)
昨日「予定していたチケットがとれなかった」というFAXを受け取ったから、今日急いで飛行機を抑えることにした。
昼休み、ネットで調べた格安チケットを申し込んだところ、行きは満席、帰りの分しか取れなかった。夕方仕事が終わってから、行きを正規運賃で予約。予約しながらわかったんだけど、私の購入した正規運賃(行き)+格安チケット(帰り)=正規運賃の往復割引 だった。
格安チケットは何かと不便(キャンセルできない、変更できない、会社が怪しげ)だから、正規運賃で往復買うほうがよかったんだね。
でもね、今日はいろいろ事前確認しながら行動するのが嫌だったんだ。
なんかさ、目の前にあることをバッサバッサと終わらしたい感じ。
実は最近、生と死をめぐる様々な出来事があった。
私の人生の常として、テンションは上げ気味で急場をしのいでいる。
だからふだんより元気だ。
そしてふだんより粗忽だ。
今日も内線電話をかけ間違えて、薬剤師さんにかけたつもりで、外来中の上司に「○○ってつぶしでOK?」なんて聞いてしまった。
夜になってから上司の部屋を訪ねて、看護婦さんからもらったケーキを横流した。
ミスもミス後のフォローも普段ではしないことだ。
ブログも、正規ブログ裏ブログともにアップしてしまった。
テンションが高めの私は、より直感的に動く。
脳の中にスイッチがあるかのようだ。
たぶんそのスイッチには「しのぐとき」と書いてある。
昨日のこと。
病院へと向かうローカル線で眠りこける私。
何かの気配で目が覚める。
え!!
右手にカマキリが乗っかってる!!しかも大きなカマキリ!
私は思いのほか野太い声で「うわっ」と叫び、やつ振り払う。
やつは1mほど飛んで他の乗客の足元へ。
ふと見回すと、周りの乗客が一斉に私から目をそらしている。
みんな
「あ、あの人手にカマキリ乗せたまま寝てるよ」
と、思っていたんだろうねぇ。
2駅ほど過ぎてから・・・。
私の隣に座っていた若い娘さんが、床のカマキリを指で持ち上げて、一緒に電車を降りました。
そしてホームのすぐ外の木(生垣みたいなとこ)にそっととまらせていました。
かっこええ。
(カマキリなんて触ったことないよ、私)
最近は病院からのアップばっかりです。
今日のお題は「無駄にハンサム」。ハンサムに無駄があるか?
うちの夫のいとこその1はダルビッシュに似てハンサムである。いとこその2は小泉孝太郎に似てハンサムである。その1のダルビッシュは、結婚して初めてだんなの実家でお正月を迎えた時に、気を使っていろいろ話しかけてくれたりもしたし、気も使えるハンサムだからさぞかしもてることだろう。その2の小泉孝太郎は、ちょっと変わった子だが、肌もきれいでゆで卵のようだ。
うちの夫も背が高いが、いとこも背が高い。
今回夫から聞いたのだが、はとこにさらにハンサムがいるらしい。ダルビッシュが脱帽しているそうである。
夫の親戚がハンサムであってもいいことは何一つない。
夫の実家は目の保養をするような場所ではないし、「○○の嫁は不細工やのう」とか言われてやしないか、なんて、無駄に気を使うことが増えるだけである。
さらにハンサムという夫のはとこにはまだお目にかかっていないが、「ほんとにハンサムだぎゃ」と、おもわずお国言葉で呟いてしまっても夫に恥をかかせるので、会いたくはないのである。
(私は検診のバイトの時に、すごくハンサムなホテルマンを聴診するとき「ハンサムだ」と独語してしまった前科がある)
というわけで、夫の親戚がハンサムなのは、美の無駄、という結論に達した。