久しぶりのブログアップです。
今日も当直しています。
今年は夏休みがたっぷりもらえたので、すごく楽しかったのですが、夏休みが明けて仕事に戻ると、なんだか二つの人生を歩んでいるような違和感に襲われました。
あんまりごちゃごちゃ考えなきゃいいのに、通勤時間が長いせいで、行きの電車では「働くとは?」とか「ありのままとは?」とか、「なぜ楽しめないか?」とか難しいことを考えだしてしまうのです。
ぶっちゃけ今の職場にうつってから、元気がない日が多いです。あまり人生を謳歌できてません。
理由を考察します。
・年齢と臨床能力のアンバランスが苦しい、ないし、センスがない
→前者の場合は、続けていれば楽になり、後者の場合はどんどんしんどくなるでしょう。
・前の仕事の内容のほうが性に合っている
→この可能性は大いにあります。ただ、今の仕事の醍醐味を知るにはもう少し働かなければ判断が出来ないでしょう。
・通勤が長い、当直がある、などの勤務条件
→分かっていて自分で選択しました。これは時間が解決する類のことではありませんね。受け入れるか止めるかしか解決の方法はないです。
と言うわけで、とりあえず2年働くことにします。
2年ならもう半年すぎたからあと1年半です。そうやって区切ると結構元気になります。
職場の人間関係は非常によく、先輩には優しく「細く長くやってください」と言われます。
この細く、というのはすごく大事で、ちょいと私は過剰適応気味なところがあるので、なんというか、暇そうに思われてもいい、気が利かないと思われてもいい、まずは自分が受け入れなければなりません。
打たれ弱い私です。打たれ弱さのあまり褒められるように褒められるようにしてたから、打たれ弱いままです。
(例 「長くやってください」に「細く」という注釈がつくだけでも落ち込む始末です。)
タフになりたい。
タフになるためには行動療法です。
なるべく「細く」やります。
私の得意なこと、それは優先順位をつけて、下位を切り捨てること。
時に痛みは伴うけれど。
・・・・。
切り捨てるとか書くと、不穏な感じがすると思うけど、今日は平和な掃除の話。
みんな、家の掃除してる??
家の掃除は色んな機会に文章にしているけど、今日も書くぞと。
優先順位1:リビング、リビングから見えるところ、台所
優先順位2:トイレ、風呂、玄関
優先順位3:寝室
優先順位4:洋室2(物置化している)、窓、ベランダ
こんなところでしょうか。
週に1度は必ず優先順位1は掃除をすることにしていて、優先順位2は元気な時と客が来る時。優先順位3は、もっと元気があるときで、優先順位4は年末ぐらい??
キレイ好きの人は信じられないだろうなあ。
でも、私のような人間にとっては、例えば”洋室2”を切り捨てることで、リビングがきれいに保てるわけです。
優先順位をつけなければお家はひっくり返っちゃうよ。
実はわたくし、今日と明日は、なんと平日なのに連休なのです!
これ、最近週末の当直を毎週続けたごほうびです。
あまりの嬉しさに、朝は夫を送り出し(夫が休日勤務をするときは、私は寝ていることも多い)、そのまま起きて(これも珍しい)、朝から布団を干してだねぇ、優先順位3の掃除をしたりしたわけ。
今日は3から1までさかのぼるつもり。
専業主婦のような動きをしております。
布団を干しただけで、ものすごく偉大なことを成し遂げたような気分になる、わたくしであります。
「上がる」とは、一般的にはテンションが上がる、精神科的には気分が高揚しているという意味です。躁うつ病の躁の方の、ごくごく軽いやつと考えてください。
そしてあちきのことを心配してやってくださいまし。
R病院は最寄の駅からも歩いて20分、てくてく坂道を登る間に、覚醒度が上がります→まだ医局でコーヒーを沸かしたりするほどなじんでいないので、缶コーヒーを買います→8時15分、医局で半分飲みます→8時30分からミーティング→医局に戻って残りのコーヒーを飲み干してから病棟へ→病棟の引継ぎを聞きながら、テンションが上がって楽しくなっています。
楽しくなっているんだったらいいじゃん、というのは違うのです。
あんまり上がるとヤバイのです。
上がると平気で仕事をガンガン引き受けて、そんでもってミスばっかりしちゃうからね。
軽く上がっている間に「セーブセーブ」と思うのです。
予防線として、もともと知り合いのS先生と、一緒に採用になって同じ病棟を持つことになったM先生には
「私、ちょっと上がっているの」
と告白。
「私が口笛ふきだしたら要注意なの♪」
ああ、そうそう、私精神科医としてありえないような誤字をしたの。
統合失調症のことを、統合疾患症ってカルテに書いてたの。
しかも何度も!
数え切れないほど読んでいる字なのに、失のこと疾だとどうしても刷り込まれていて、疾って書くと「患」って自動的に書いちゃうの。
で、S先生が発見してくれたの。顔から火が出るほど恥ずかしかったよ。
ちなみに私、前の職場でも、嫌になるほど関わった虐待の虐の字の、中のEをヨって書いてた!
S先生はそんな私のことが心配になったのか、その後もカルテチェックをしてくれました。
そして
「C(CliantのC)じゃわからん」
と注意してくれました。
そうか、略語は職場によって違うのだな、としみじみ。
明日はもっと落ち着いて働きます。
あ、そうそう、今日は用事があって前の職場(ついこの間止めたばっかりだからこの言葉にも違和感がある)に電話したら、新しく異動してきた事務の人が電話に出たので、
「長倉です、あ、いや、R病院の長倉です」
と、まあ、新しい所属で名前を言うことになりました。
なんだかね~。
怒涛の一週間が終わって、今日はなんだか気が抜けてしまった。
毎日すごく忙しくて、睡眠時間を削ったし、なにしろ気を張る仕事が多かったので。
昨日は自分が事務局長をしていたとある研究会があって、今年度(初年度)は無事終了。手前味噌だけど、いい企画だったと思う。私が4月から異動することにともなって、事務局長もバトンタッチだ。こうやって、引継ぎは静かに行なわれていくんだな。
来週はのびのびになっている専門医のレポートに取り組みたいけど、締め切りまでまだちょこっと時間があるから、また先延ばししちゃうかもしれないなあ。
4月から白衣を着る生活に戻るので、今のように”お財布ポシェット”をぶら下げておくわけにも行かないし(この数年ポシェットタイプを愛用。おかげでサイフを忘れなくなった。うっかりな君にはお勧めだ!)、新生活に向けて白衣のポケットに入るようなお財布を買いに行った。
丁度セールをしていたこともあって、風水的にいいと聞く、黄色い財布にした(私って、サイフに関しては意外とげんを担ぐ気がする。前は蛇革だったし、金運のお守り入っているし。商売人の娘だけあって(笑))。JOCOMOMOLAというブランドの、魚の刺繍が入ったやつ。かわいいし、痛くもないよ(笑)。
早速入れ替えをしたんだけど、カードやら割引券やら、お金以外の財布の中身が多すぎて、パンパンに膨れ上がってしまった。
まだ時間があるので、サイフを新調するのは先延ばしにし、もとのポシェットになんやらかんやらを戻した。
衝動的に決めたのは、参加費に28万円もかかる、研修への参加。
まだ研修先には正式な申し込みをしていないけど、新しい職場のBOSSに、研修参加の許可を得ちゃった。
「自分への投資」でエステに行く人もいれば、ワイン教室に行く人もいる。
私は診断スキルを上げに行く。
それでよし(笑)。