シンポジウムもいよいよ明日に迫ってきました。
今日は分科会の準備をしているんだけど、今回は講演をするのじゃなくて、みんなと意見交流と言うか、協議というか、ようは、準備のできないガチンコ勝負的な会にするからさ、何が起こるか分からなくて不安なのだ!!
分科会の中では「一番人気」らしく(断っておきますが、これは私が人気なのではなく、発達障害に関する市民の関心の高さを示しているのです!!!)、部屋もギューギューのすし詰め状態ですって。わおわお。
で、今タイムスケジュールを立ててたんだけど、例えば、発達障害者の居場所に関してみんなに意見を聞く時間が、30分!という計算な訳!
これで何も意見が出なかったら、30分浮くわけよ。時間が。
しーーーーん。30分間しーーーーん。
できるわけがねえ!!!
で、一応、用心深いニャムとしては、「模擬ケース」なるものを保険として準備。
時間が空いたら、これをみんなでやれば大丈夫、だと思う。だと思いたい。
でさ、前からやってみたかった、発達障害者の方の困難さを模擬体験する、という試みをやろうとおもっているんだけどさ。っていうかもうやることに決めたんだけどさ。
例えばガンガンうるさい音を立てながら小声で話したりするんだけどさあ(ちなみに、聞き取りにくさの再現です)。
うけるかなあ。
みんなに受け入れられるかなあ。
みんな、「ああ、これは大変、じゃあ、こんなサポートがいるよね」って、考えてくれるかなあ。
これも、
しーーーーんってなったらどうしよう??
しーーーーん恐怖症な私でありました。
ところで、今回もか・な・りM先生に頼っちゃったよ。
思い切ってM先生に、4月以降も師匠でいてください、とお願いをしちゃったよ。
OK頂きました!!!
自分は仕事が好きだし、もともと真面目な性格もしているから、仕事に分類されたことに対しては、社会人として求められているラインは超えていると思う。
しかも「ひらり」と超えていると思う(と信じてる)。
でも仕事以外のことに関しては、ぐうたらだ。
例えば、23日に提出しておかなければならなかった「印鑑証明」を、まだ取りに行ってもいない。幸い私の住んでいるT市は土曜日にもOKなので、今日は何としてももらいに行かなければならない。でも、印鑑証明を発行するカードが家に2枚あって、どっちが私のかは分からないという、もう1こ超えなければならないハードルがある。
仕事の一環として参加している、やたらと忙しくなってきたユースサービスの委員会。「社会参加は仕事のみ」の私としては、最近の若者話=耳の痛い話だ。
例えば最近の大学生は「市長って誰?」という感じだ、もっと政治にも興味をもってもらわないと、なんて話しがでる。
「よかった。市長の名前ぐらいは私知ってる。え、違う!!Mは職場のK市の市長やん。T市の市長は知らんわ。」と、背中に冷たい汗が。
因みに今HPで調べたら、市長はOさん。名前にはちゃんと見覚えがある。要は、情報自体には接しているが、大事な情報として分類されていないから、頭の中に使える形で入っていないのだ。
ほんとに、仕事がらみでしか社会参加出来ていないんだなあ、と思う。
私は仕事がなくなると、社会から切り離されてしまうタイプなんだなあ、とも思う。
患者さんを療養のために仕事を休ませるのは必要なことだけど、ちゃんと社会参加の機会を探らないと、自己評価が下がりそうだよね。
もちろん、段階的に!!!だし、どこをゴールにするかもケースバイケースだけど。
ある人には頑張れと言い、あるひとには頑張るなと言う。
それが臨床ってヤツです・・・。
心理状態がいつもと異なっているので、行動もいつもと異なっています。
昨日はどうしても車でどこかに出かけたくなり、車を持たない私はレンタカーしました。非日常なのでちょっとこじゃれた車を借りるつもりだったのに、こじゃれた車なんて貸してくれませんでした。○○市でレンタカーする人にはそんなニーズはないもんね(そりゃあそうだ)、借りれた車は結局マーチ。マーチって、私が短期間だけ所有した車じゃあないか。
車を持たない理由
「あたしエコロジストだから」
と説明しています。実際、自家用車を持たないことは、エコバックを使ったり、割り箸を我慢したり、地味に牛乳パックを集めるより相当エコな訳で、まあ後付けの理由の割には気に入っています(笑)。あ、この後付けってのは職場の先輩にも指摘されたわけだけど、もちろん重々承知のスケであって、いかに自分が納得できるないし他者を煙に巻ける後付けをするかが、まあ、面白いといえば面白いところなのです。
情緒不安定な1週間。いろんなことがわっと押し寄せている割には、丈夫に毎日を送っています。
いつもと違うことをしたくなるにしても、それが車を衝動買いしちゃうとかじゃなくて、レンタカーというところがかわいいじゃありませんか。
と、自画自賛したところで今日はお終い。
晩御飯食べよ。
今日は、3組の保護者に「お宅のお子さんは自閉症スペクトラムです」と告知して、正月気分が吹っ飛びまくった1日でした。
どう伝えれば、その家族にとって一番メリットがあるのか、長期的に考えてのメリットか(今を楽にするだけではないのか?楽になるのは誰か?)、スペクトラムがスペクトラムである以上いったいどこまで診断するのか、その判断に間違いはないか、私の体調や精神状態は今の面接に影響していないか?
頭の中を繰り返し駆け巡る言葉です。
診断しても、診断を保留しても考えることは同じです。
ほんとに毎日毎日悩むので、毎日毎日同じことを言ってます。まるで酔っ払いのクダマキです。
目に見えない障害を相手にしている以上、仕方がないのです。これが嫌ならば、他の科に転科すればいいのです。それをしないということは、結局好きでやっている仕事なのですよね。
ところで、昨日、ヨムヨムという新しい雑誌を読んでいたら、大平健がくらたまと対談していて、「精神科医は患者は一目見たらだいたい診断が分かるもんだ」みたいなことを書いていました。
そりゃあ、一目見て分かることもあるかも知れんけど、よく言えるなあ。
びびるなあ。
大平健は、「診察室に来た赤ずきん」がバカ売れして、お稼ぎになっている精神科医です。私も買っちまいました。
まっこと羨ましい限りです。
あ、正直に言いますが、恥を承知で正直に言いますが、私「キラキラ研修医」にも嫉妬しています(笑)。
くそぅ!!本も売れてドラマになって、お稼ぎになりやがったな!と。
ブログ、チラ見しましたが、なんだか恥ずかしくって読めないんで(ご存じない方へ:ブログで有名になって、本になって、ドラマになる、という最近の流れがあるのですが、「キラキラ」はそれに見事にのったんです。星の数あるブログの中で、立派ですよね。)。
相当きゃぴきゃぴしてますからねえ。
もう10年ぐらいしたら落ち着いて読めるかもしれませんが、今はまだ研修医時代が近すぎて、読むと恥ずかしくなってしまうのです。
ついでに言うと、「NANAの恋愛勝利学」はさすがに買いません。香山リカ(一番TVに出ている精神科医)はどこに行くんでしょうね。
さてさて、元旦からはじめた実名ブログ
(まだ見ていない人は見に行ってね)
http://ameblo.jp/inori-nagakura/
3日坊主にはならずに1週間は続いております。こちらのブログは裏日記として、しばらく残しておきます。
(がおさんを除き、私をよく知っている人しか見に来ていません。)
自閉症関連は絵が描きやすいけど、虐待・トラウマ関連をどう漫画化していくか、研究が必要だなあ。
最近また、虐待死の痛ましい事件がありましたね。
上の子だけ施設で保護していて、下の子が亡くなってしまったケース。
児相は月に1~2回、家庭訪問していたみたいです(児相の現状を考えると、かなりしっかりフォローしていると思います)。
疑陽性を減らそうと思えば疑陰性が増える、疑陰性を減らそうと思えば疑陽性が増える、の世界ですから、分かりやすく言うと、不安のあるケースをどんどん保護していたら、なんとか親子で生活して乗り越えていけるケースを引き裂くことになるから、預かりまくるわけには行かない、んです。
それにしても虐待死は痛ましい。
これをひとコマか2コマぐらいの漫画にできないものか。
すごく難しそうだぁ。
漫画というツールは、裾野が広いしものすごく伝わりやすい表現方法です。
痛ましさだけを伝えたり、「(児相は)仕方なかった」ということだけを伝えたりするのではなく、正確に自分の意見が伝えられないものかと、考えています。