先日アクセサリーを買いに行ったところ、店員があまりにもあんぽんたんなので「むかつくを通り越して面白い」と思った話をします。
最近気分が沈んでいるので、キラキラしたものでも買って元気を出そうと思い、先週の金曜日、デパートに買い物に行きました。
その日は、4時間かかる慣れない形式のインタビュー(研修の一種)を終え、達成感と共に頭の芯がしびれるような疲労感も抱えていました。
自分へのご褒美に、華奢なネックレスを買おう、小さな宝石のトップが付いていて、チェーンがピンクゴールドか、イエローゴールドのかわいいネックレスを買おう、と思っていました。
かなり本気度の高いお買い物だったので、いろんなブースに行って、試着もたくさんしました。
で、某ブランドのブースに行き、めずらしい形のクロスのペンダントトップと、キレイなティアドロップのトップなど、結構いいかんじのブツを見つけたわけであります。
店員が近づいてきて、試着させてくれるのはいいんだけど、
とにかく訳の分からんことをしゃべるしゃべる。
営業トークなんだけど、ムチャクチャ。
例えば、
「ティアドロップのトップぅ、涙的なフォルムの形ぃみたいな感じですよね。」とか
「かわいくて、でもエレガントで、ジュエリー的ですよねぇ」
「これはフルムーンを意味しているんですぅ。満月的なフォルムの形ぃみたいな感じですよね。」
とか。
ジュエリー的、といわれたときは、これはジュエリーそのものじゃないの?と、思わず突っ込みを入れたくなり、ちょっとだけひねって「ダイヤは本物じゃないの?」と聞いたところ、当然店員さんは突っ込みの意味には気づかず、「本物です」と。
とにかく、営業用に学んだフレーズを、横文字にしたり日本語にしたり、繰り返したりひっくりかえしたりしながら、ずーっとしゃべり続けているの。
高い買い物をしに来てんだから、横であんまり奇妙なことをしゃべられると、集中できひん、と思っていたら、聞き捨てならないことも交えだしやがった(笑)。
「ピンクゴールドはぁ、若い方に向いているとぉ、思われがちなんですけどぉ、年齢を重ねていってもしっくりくるというかぁ、肌に溶け込むような感じなのでぇ、大丈夫です。」
「お若い方だけに似合うわけではなくてぇ、どの年齢層の方にも似合うんです。」
「これは、18金じゃなくて、10金なんですけどぉ、そのぶんピンクピンクしていなくてお年を重ねてもしっくりなじみます」
などなど。
ちみちみ、それは禁句です。
多分、営業トークマニュアルの中に、「若すぎるかな、と悩んでいる客にはこう言え」というのはあるんだろうけど、
・・・わたし、まだ、ぴちぴちなんですけど。
若すぎて耐えられないのは、セーラー服ぐらいなんですけど。
これはまあ、冗談にしても、ピンクゴールドが若すぎることをきにしなけりゃならん年齢ではございません。
このバカな店員の営業成績をあげるわけにもいかないので、とりあえずその場を去り、結局この日は、別の店で、ものすごく、ものすごーくちゃらちゃらしたジュエリーウォッチを買いました。
この店の店員は、営業が上手だったなぁ。
ふふふ・・・高くつきました。
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