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裏日記
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娘の単純性血管腫は広範囲なので、レーザーは全身麻酔下に行います。

形成外科で小児麻酔をしているところ、という条件下、家から歩いて行ける利便性から、O大学付属病院で治療を受けています。

大学病院ってやつはなかなか大変なところで、毎回何かしら困ったことがあります。


教育機関だからしかたないけど、看護師さんがびっくりするほどできが悪く、引き継ぎができていないから何度も同じことを聞きに来る、入院診療計画書を手術が終わってから持ってくる(毎回。前回に至っては退院時。しかも渡すとき「先生のハンコがなかったから」と聞いてもいないのに医者のせいにする)。
それから、退院当日が日曜日なので(レーザーの翌日)、主治医の先生が回診してから退院なのか、さっさと退院していいのかは、患者にとっては重要な情報なのですが、準夜の看護婦さんに聞くと「たぶんいらっしゃる」、日勤の看護婦さんは「休みの日は来ないんじゃないですかね~」。
夫は「なんといいかげんな!」と怒っていました。ちなみに、毎回退院は日曜日なんです。そんでもって今までは毎回回診して下さっているのです。
正しい受け答えは(先生に前もって確認しとけばいいだけのはなしだけど)
「日曜日は基本的に先生はお休みで、退院許可は出ています。でも○○先生は術後の患者さんの様子を見に来られることは多いので、○時まで待たれてみたらどうでしょうか?」
じゃないんかね。

今回は、主治医が予告なく変更されてました。
前回ブログにも書いた、美人な若い女の先生がまた入院主治医でした。
今回は外来の主治医が担当すると思っていたので、変更自体はいいのだけど、執刀医が変わっちゃうとレーザー後の経過観察の外来日も変わるわけで、共働きで時間をやりくりしている身としては困ってしまうのです。
外来日の心配の件は日勤の看護婦さんに世間話的に伝えていたのですが、夜の7時ぐらいに準夜の看護婦さんが次回予約日を伝えに来て、まんまと都合のつかない日だったので変更を希望したところ、
「先生がもう帰っちゃったので分かりません。」
だって。
子どもの使いかよ!

先生がいる間に、次の外来の予定を相談できたらよかったし、日勤さんには明確に話すべきだったんだけど、実は以下のような事情があって、私もあわてておりました。


前投薬にセルシンシロップを飲んで、麻酔薬はセボフルランで、ソウカンはせずにマスク喚気で麻酔をしてもらっています。

初回、娘が0歳児の時、術後のせん妄がひどくて、病棟に帰ってから1時間大暴れされてしまい大変でした。
2回目、3回目は娘も嫌がるのでセルシンを飲まさず(飲めなかったらそれでOKと言われていた)麻酔明けは比較的しゃきっと目が覚めて、お迎えに行った時は泣き叫んでいたけれど、抱っこしたら落ち着きました。
私はセルシンを怪しんでいるのですが、今回は看護婦さんがセルシンを飲ませに来たので、娘もがんばってしまって半分飲めてしまい、酔っ払い状態で手術室へ行きました。

30分くらいでお迎えCALLがあり、しばらく前室で待っていると、娘がすんごい声で泣き叫ぶのが聞こえてきました、今回は顔を合わせて声かけしたり抱きしめても、以前のように落ち着くことなく、柵ベッドの中をバッタンバッタン暴れまわるのでした。
そしたら麻酔科医は「ペンタジン1ミリ」をその場で投与し(周囲に「いじいじと痛いのでしょう」と説明していた)、娘は再び入眠して、病棟に上がりました。
(1ミリってml?)

その後、呼吸抑制が起きちゃったのです。
寝てるとサチュレーションがどんどん下がってしまいます。70台とか。

しーーんとしてひっと呼吸して、しーんとして…、苦しくなったら泣いてちゃんと喚気する娘。なかなか泣かない時は、こっちはひぇーと思って、娘を揺さぶって起こし、泣かしたりもしました。

病棟で段々呼吸抑制が深まって、そして徐々に元に戻ったのでした。

もちろん看護婦さんがついていました。途中で酸素取りに行ったりしたけど。
美人先生も途中で来ました。



これは大学病院に限った話ではないのですが、なんか麻酔科の先生が去り際に投与した薬、血中濃度が上がる前に病棟に返すことや、Callされるのが主治医ってことに理不尽さを感じました。

それに、娘が暴れていたのは痛みではなく、せん妄だと思うんだけどね。
(目が覚めたらケロッてしてるしね)

セルシンがせん妄を起こしたんじゃないかとか(麻酔科の先生の術前診察ではそれとなく伝「初回だけはセルシンを飲んで、1時間暴れた」と伝えている)、回復室を出てからペンタジンを静注してすぐ病棟に上がるのはよくあることなのか、とかちょっともやもやしてしまって、でもしまいこんでます。
だから医者の家族はイヤなんだ、という医療従事者の気持ちも分かるし。

まあ、何はともあれ元気だ、レーザーも上手く反応した。それが全てじゃないか!
と私の超自我は囁きかけるのでした。


ある程度事情が分かるからモヤモヤするのか、事情が分かるから我慢しちゃうのかよくわかんないね。



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おつかれさまです
大学病院らしい災難続きでしたね。。。
私は術後のせんもうらしき、「小児」の患者を麻酔科からキラーパスされたことやら、点滴もらしてパンパンだとか、大学のいやーな思い出が思い出されました。
でも、何はともあれ、レーザーの反応よくて良かったですね。
blue-orchid 2011/05/09(Mon)21:54:06 編集
Re:おつかれさまです
>私は術後のせんもうらしき、「小児」の患者を麻酔科からキラーパスされたことやら、点滴もらしてパンパンだとか、大学のいやーな思い出が思い出されました。

まさにキラーパス、だね~。
大学病院は、勤めるのも大変。私は1年間と短かったけど…。

>でも、何はともあれ、レーザーの反応よくて良かったですね。
ありがとう!
2011/05/14 14:49
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