金曜日が2回目の当直。今回も精神保健指定医のW先生が一緒。
私が現在勤める病院が非常に恵まれた環境であることが、↑この一行からも分かるかもしれないけど、私が当直する時は、精神保健指定医の先輩との2人体制である。
本当に研修医に戻ったみたい!
学ぶにはありがたい病院である。
救急当直一人目の診察は、W先生の見守る中まず私がして、恥ずかしながら途中で交代。
W先生が場を見事に収めていく姿を見ながら、私にこれができるようになるかと不安になった。
終わってから診察の仕方のコメントを受けた。現病歴を聞き取れていないことと、必要な疾患のルールアウトが出来ていないとのこと。
コメントを受けながら、自分の頭の中の整理をした。
・単に経験不足、勉強不足、語彙不足
・精神科救急当直の診察の全体像が理解出来てない
・緊張している
かぶるところはあるが、この3点が問題。
次こそは合格点を、と気合を入れる。
気合を入れすぎたのと、落ち込んだので、患者さんが途絶えた数時間もあまり寝付けず、少し寝てもずっと診察の夢をみていた。
二人目の患者さんは、24条通報なのではじめからW先生が診察する。
うわあ、こんなん私にできるかなあ。
昨日は当直明けで昼の1時過ぎまで働いて、医局で仮眠をとってから病棟の歓迎会へ。
歓迎会は、実に表面的な会話で大盛り上がりをしていた。
私はわりと看護師さんとの人間関係に、警戒を抱く方だし(だっていじめられたくないからね!!)、最初にビールを一杯飲んでからはウーロン茶にして、テンションを合せて大笑いをしつつも、ひたすら空気を読んでいた(笑)。
少し前にW先生に聞いたのだが、看護「婦」さん同士人間関係も複雑らしい。
で、飲み会では、みんなあまり深い話にならないようにしているのか、ひたすらしょうもない「エロ話」をしている。そして看護「士」さんやら男医をイジリ倒して、ひたすら大笑いする。
昨日かっこよく患者さんに応対していたW先生なんざ、むちゃくちゃやられている。
なんとなく、どこかの山村の婦人会に参加している気分だ。
ここの職場では、当たり障りのない話題として「エロ話」をするんだなぁ、と思い、私はあんまりそういうのが趣味ではないので、人のエロ話には大笑いするけど、積極参加はせず。
同じような話でも、語彙が豊かで面白い表現をする人もいて、例えば化粧がいつもより濃い人を揶揄して
「今日は○○さん、尋常じゃないアイメイクをしている。」「イスタンブールやモロッコにいそうな感じ」
とか言うんだけど、この「尋常じゃない」という表現と、「イスタンブールやモロッコにいそう」というのが、私としてはツボにはまった。
私と一緒に赴任した女医さんは、かなり酔っ払って、師長(男)さんやW先生にセクハラをしていた(汗)。
彼女との対比で私は「落ち着いてる」キャラに収まりそうだ。
まあ、いいんじゃないでしょうか。一面落ち着いてるしねぇ。
<R村(今の職場のスタッフの人間関係のこと)でのフィールドワーク>
報告① 村社会の契り
20年ほど前のR村の寮は、さながら村祭り後の神社の境内ような役目を果たしていた。
この記事にトラックバックする: |