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裏日記
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前にも書いたかもしれないけど、作者の船戸与一さんはうちのお父さんの高校の同級生です。

そうじゃなかったらあまり読まないジャンルだったかな、と思うのですが(女性読者を寄せ付けない超ハードボイルド)、散発的に読んでます。

船戸さんの小説家人生のテーマなんでしょう、どの本も少数民族のしいたげられた歴史を綿密に取材しておられ、社会科の勉強になります。

分厚く、読むのに時間がかかる上、主人公も含めとにかくみんな死んでしまうので、読後感は最悪です。

でも、やっぱり面白いというか、脳みそがうわーっとなる感覚が味わいたくて、時々読むんです。


それにしても、『緋色の時代』は、圧倒的に読みにくかったんです。

理由はね、ロシア人の名前!
この本は、ロシアのマフィアの抗争(アフガン侵攻の退役軍人)を描いているのですが、

ただでさえ片仮名の名前は覚えにくいのに、ロシア人の名前は聞き覚えがなく、幼称やら父姓やら、1人の人を表すのに何種類も呼び名が出てきて、そして登場人物がめちゃくちゃ多いのです。

これ誰だったかな、誰だったかな、ってばっかり考えて。

そしてね、船戸小説史上一番たくさん人が死ぬ、というのも「売り」みたいで。

主要登場人物はサディストが多くて。

なんか、読んでてしんどかったです。

船戸さんの本、もっと面白い本いっぱいあるので、初めの一冊にはお勧めできません。

歴史のお勉強としては、アフガン侵攻のこととか、アメリカがアフガンに武器を大量に流入させたこととか、アフガンの中の民族対立のこととか、そういうお勉強はできました。

序章でね・・・。

あとはただただ、人が殺されていくのだもの・・・。

ああ、しんど。

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